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 EBって言うとエンターブレイン思い出すんだけど、今回は『エンドブレイカー』の話。

 グループSNEが放つ……というか、トミーウォーカーの PBW を TRPG にしたもの。
 ……の、第三弾。

 本日発売のはずです。(ちゃんと予約投稿が成功してれば)

話の枕、には長すぎる

 じゃあ第一弾、第二弾はなんだってーと、『無限のファンタジア』と『シルバーレイン』だったりします。

 『無限のファンタジア』といえば、あの全ページカラーで話題をかっさらいつつ、TRPG としてはあんまり話題になってなかったっぽいタイトル。まあ個人的には超簡単キャラクターメイキングとか、短時間で終わるシンプルなゲームとか、後も引かんで気軽に遊べるあたりは好印象で、そんなに否定する要素も無いと思うんですが……あれ主に紙質の関係で、フルカラーなのが逆に読みづらくなっちゃってんのはダメだったと思う。
 残念賞。
 後も引かんのは、パッと遊ぶにはいいけど何度も遊ぶ感じじゃないんで、全7話キャンペーンを通しで遊んだだけで、そのまま書庫行きになってた気が。上級ルールとか買ったのに使ってない気がする。また遊んでみた……いかってーと、まあそれは察してください(笑)

 『シルバーレイン』の方はというと、これもまあマイナータイトルなのかなぁ。ファッキンチップほどじゃないけど、あのカード遊びは好きな部類。こないだまで書いてた「教育的TRPG道(笑)」に関連して、「カードに書いてあるネタを使って状況を語る」っていう遊び方は、保護者の方の説得材料としてわりと有効でした。「あの子は何やってんの?」という疑問に、ゲーム内部について話さないでも説明できたし。
 ゲーム的には……まあ、普通? 実はあんまり記憶に残ってなかったりします。むしろ『エンドレスデイズ』買ったらカード入ってなくてどーでもよくなっちゃった記憶のほうが強い。レシート捨てちゃったせいで取り替えてもらえなかったし。

 で、第三弾は『エンドブレイカー!』。
 なんかバッドエンドを見てから、そのバットエンドを帳消しにするために頑張りましょー! みたいな話なのかな? 内輪では介入ゲームを思い出す人もいるかもだけど、この手のネタはわりと頻出してますんで。かの『ガープス・ドラゴンマーク』も、たしかそんな時間戻してリトライするゲームだった気がするし。

で、本題。

 長々と書いてきたけど、何が逆転の発想かって、別にその「先にバッドエンドを見せる」ってことじゃなくて、この商品の展開についてです。
 つまりですね、これ、

ルールブックは 500円なのに、リプレイ 1500円なんですよ(爆)

 いや、その発想はなかった。マジで。

 確かに「リプレイとルールブック、どっちの普及が急務か」とか「どっちが必要な通読回数が多いか」とか考えると、確かにこれは間違ってない気もするんですよね。特に今はオンラインセッションも盛んに行われていて、かつ原作が PBW だから原作ユーザはみんなネット環境を持ってるわけで……そういう環境だと「ルールブックの貸し借り」っていう従来のスタイルは通用しないわけだから、ルールブックは一人一冊持ってて欲しい。

 あと、「Role&Roll Vol.72」での特集も凄いことになってるらしい。

 この展開がどう受け入れられるのか、注意深く見守っていきたい(何)
 とりあえず『エンドブレイカー!』は、一回どっかで遊んでみようと思います。

 ……時間作んなきゃ(汗)

関係ありそうなエントリが、ありませんでした。切ない……

2 Responses to “[EB] なんという逆転の発想(笑)”

  1. ヨハン より:

    フリーミアムと言えばそれで終わりかもしれませんけれど、
    ルールブックは0円でもいいくらいだと思うんですよね。
    あとできればリプレイのなかで(純粋な読み物として)一番面白いやつ、1冊だけもタダとか。
    ウェブや、どこまで普及するか分かりませんけれど電子書籍とか踏まえつつ市場拡大を考えると、
    入口、参入の敷居はどれだけ低くても低すぎることはないですし、
    現実的には他の0円コンテンツ、すでにいっぱいありますからね。。。それらと競争するとなると。

    お金をどこで取るかといえば、拡張ルールブック、リプレイ。関連商品。
    SW2.0も基本3冊が文庫、拡張が大判、みたいにやってますから、
    たぶん社内方針としては分かっててやってるような気がします。

    元手0円で始められるTRPGで、投資が回収できるか? っていうレベルだと、
    PBWの展開の仕方とかも無視して語れない文脈だなーとか思いました。
    ・・・まあ、PBWとTRPGはけっこう距離あるんですがッ

  2. 玄兎 より:

    @ヨハンさん
     コメントありがとうございます。
     そして返事が遅れて申し訳ない。

    ** フリーミアム
    > ルールブックは0円でもいいくらいだと思うんですよね。
    > あとできればリプレイのなかで(純粋な読み物として)一番面白いやつ、1冊だけもタダとか。

     これは激しく同意!
     イニシャルコストはゼロで、とにかくシェア取ってからが勝負じゃないのか? とか。
     問題は、それだけの体力が業界にあるかどうかなんですが、その辺は敢えてスルーで。
     (D&Dの『シャドウフェル城の影』は、ゲームシステムの性質との相性もいい、見事な展開だよなぁ)

     それはそれとして、今回の『エンドブレイカー!』のモデルって、ちょっとチグハグだと思うんですよ。

     収益モデルを関連商品に持っていくフリーミアム的な手法って、関連商品の側に「割安感」みたいなものが必要だと思うんです。
     金を払ってそれを手に入れることに、なにかしら「お得」って感覚が無いと、なかなか消費者の財布のひもは、緩まなくって。

     フリーミアムの場合、「基本料金無料」だから比較対象にならない、あるいは「時間」や「労力」をコストと考えるように誘導できるんだけど、今回みたいに「基本料金が500円で、追加料金が1500円で……」っていうと単純に「3倍」っていう比較がされちゃう。(書籍って形で出版すると、どうしてもそうなっちゃうんだけど)

     しかもリプレイは、単純に「読物として面白い」というのが基本的な商品価値でしょう。もちろん最初のリプレイには「入門用」とか「プレイガイド」っていう役割が割り振られがちなんですが、それについても「ロール&ロールで特集組んでるし、そっちでよくね?」という意見があって。

     よりにもよって、リプレイとロール&ロール(Vol.72)の値段も、ほぼ同じ(1575円)です。

     こうなってくると、「どういう風に売れるのか?」って、ちょっと底意地の悪い興味が出てきちゃったりして(笑)
     やっぱりTRPGは宣材で、利益はPBWで出すんですかね、これ?

     
    > 元手0円で始められるTRPGで、投資が回収できるか? っていうレベルだと、
    > PBWの展開の仕方とかも無視して語れない文脈だなーとか思いました。

     ゲームシステムの性質とも関係してきますからね。
     現在主流のデータ拡張型なら、モデルとしては相性いいんで、あとは広報戦略くらいかなぁ、とか。
     それと「嫌儲」のリスクに、どう対処していくか?
     電子書籍化の波もあるし、市場や遊び方そのものにも変化が出てくるかもなぁ……とか。
     今ってターニングポイントなのかもしれないなぁと、密かにドキドキしてます。