――「5分で書く」ではなく「5分で読む」シリーズになってしまった。(執筆日:2010/09/02)
異世代間での継承
子供たちを相手にゲームマスターをやって、TRPG を伝える。
そのままではゲームマスター役はいつまでも大人がやって、子供たちはプレイヤー専門になってしまう……という危惧を抱いたことがあったんだけど、これは杞憂でして。
どうしたって大人と子供じゃ、背景にある物語が違う。同じようなモデルに従っていても、細部が違う。分かりやすいところでヒーロー/ヒロイン像というものが、まず全然違っている。また「物語の舞台」や「戦いの主題」なども、違っています。(この辺は以前、POPUP TRPG に出た『ジョジョの奇妙な冒険』の変遷を書いた記事が参考になると思います)
こうしたジェネレーションギャップを考えたとき、僕が TRPG を教わった時代は幸福でした。当時は子供たちにとって RPG といえばファミコンの『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』、そして『ウィザードリィ』、『ウルティマ』、ちょっとマニアックに『ソーサリアン』といったソード&ソーサリー系タイトルだけでした。また恩師の知る RPG にしても『Dangeons&DragonsTMN』や『Tunnels&Trolls』、あるいは『Rune Quest』などで、こと RPG ってジャンル間は親和性が高かったんですね。幅がなかった、とも言いますが。
しかしまあ、今はそうではありません。特に TRPG は物語性の強化が進められており、その結果として世代間ギャップが大きくなってきています。表現力が育ち、ジャンル毎の先鋭化が進んだことで、足がかりとなる共通認識が、だいぶ少なくなってしまったんじゃないかと。
そうすると「自分がやりたいこと」を必ずしも実現できない状況が続きます。そうしたストレス、フラストレーションから完全に脱却する方法は、「自分でやりたいことが出来る環境を作る」か「自分がやりたいことを捨てる」かの二択になるかと思います。
結果として彼らは自分でゲームマスターをやろうとする。実際にやってみて、大変なことも楽しいことも理解する。その上で、もっと上手く回せないかと先達へ相談に来る……という流れが生まれるようです。(経験則)
そこで継承系の Tips が必要になってきます。
資料は百出してるものの、それをどう「自分のマスタリング」に応用すればいいのか? ということは結局のところ、真似と手探りで行っていくしか無いと思います。Tips が必要になるとすると、そこでしょう。
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